Girls planet 999 3話感想・ネタバレ② Yes or Yes / How You Like That

ついにコネクトミッション本番。バトルの勝者はマスターの評価により決まります。このステージでは「どれだけ努力を重ねてきたかを見ます」というマスターもいれば、「実力のみを見る」と言い切るマスターも。候補者たちが緊張の表情を浮かべる中、生存を賭けた3国混合チームでのミッションが始まります。

1戦目:YES or YES (TWICE)

1チーム:キムヘリム(L)・ホジウォン・キムチェヒョン・山内若杏名・桑原彩菜・大熊季・リーイマン・ジアイ・マーユーリン

チームとして全員が発言できる雰囲気を作れないまま、不穏な空気でパート分けを終えた1チーム。中間発表では発声が安定せず、フォーメーションも安定していないままマスター陣へパフォーマンスを披露。「何を見せられたのかよくわからない」「エネルギーを感じられない」と厳しい指摘を受けます。

中間評価で火がついたヘリムとジウォンを中心に練習が再開。しかし進行のスピードに追いつけないメンバーも多く、チームはさらに深刻な雰囲気に。そんな時、自信を失くすJメンバーの元に寄り添い、「練習速度が速かった?」「気づけなくてごめんね」と気遣いを見せたメンバーがいました。パート分けでも唯一へリムとジウォンの進行にチームのためを思い提言をしていた、キムチェヒョンです。自分の生存がかかっているステージで、「自信をなくした子もいたから、気づけなくて申し訳なかった」と責任感を見せるチェヒョン。なんていい子、、まだ19歳ですよ??02lineでこの人格の素晴らしさ、末恐ろしい。。

チェヒョンの提案により全員での話し合いの場が持たれ、自信を無くしていたメンバーの顔にも笑顔が戻りました。練習をリードしていたジウォンも「私のグループでも外国人メンバーがいて、最初は同じ境遇だった彼女たちを思い出しました。気遣いが足りていなかった」と口にしており、話し合い以降は練習の中での笑いが多くなり、チームとして一つになっていく姿が見られます。

ステージ本番、曲の頭から中間発表の時と同じグループとは思えないエネルギッシュなスタート。これには中間評価で酷評をしたマスターも声をあげて驚いていましたね。00:20のいとみゆ鳥肌クソでかリアクション最高。そしてへリムの声の伸びにびっくり。TWICEはサビで地声高音パートがあるのがお決まりですが、この曲も漏れなくそう。それを不安定な部分は一切無しに難なくこなしていたの、かなりの実力者でしたね。なんであんなに途中まで雰囲気悪かったのこのチーム。。みんな上手じゃん?!

「実力しか見ない」と言い切ったティファニー先生ですら「終わった瞬間にYESと叫んだわ〜〜💓」とご満悦。また、移動しながらもお互いを見つめ合うチームワークにも高評価。チェヒョンちゃん、あんたの頑張りみんな一生忘れないからね。

2チーム:キムドア・キムセイン・イチェユン・岸田莉里花・新井理沙子・岡崎百々子・ウェンヂャ・シュイズーイン(L)・リョンチェクイン

パート分けからチームの雰囲気が良かった2チーム。中間発表でも披露の前に円陣を組むなど、マスターからも雰囲気を褒められます。全体では高評価を受けるものの、ミスを連発してしまったキムセイン。何を指摘されても「それは・・」と言葉を返すセインに、「言い訳をしないで、自分ができていないだけよ」とマスターも厳しく指導。その後のインタビューで「心配な人はいますか?」という質問に、他メンバーだけでなく「私です」と答えているのはついつい可愛いなと思ってしまいましたが。笑

中間発表で厳しい指摘を受けた後もマイペースセインは相変わらず。時に優しく宥められ、時に叱られ、チームのお姉さんたちもあの手この手で集中させようと試みるものの中々集中できないようです。おどけながら怒ってみせたり、導線を間違えたセインを頑張って引っ張るウェンヂャいいヤツすぎて微笑ましい。。

しかし中間発表の結果を受けて開示された評価では、セインのセルが最下位に。ショックを受けるメンバーもいる中、当のセインは「ご飯が優先だよ!」と気にしていない様子。個人順位ではなく、3人で組むセルで生存が決まるからこそ真剣に話し合いが行われました。

みんな私立の女子校感のある衣装なのに、ウェンヂャだけ公立の共学っぽくて好き。01:48の音ハメ莉里花ちゃんにびっくりして7回くらいそこだけ再生しました。「音に合わせたダンス」じゃなくて「音に当てにいってる」感じ。虹プロの時はそこまで注目したことのなかったメンバーだっただけにびっくり。あれからも頑張り続けてたんだね(号泣)そして02:33大サビのセイン。いやアンタそんなに声出るの?!!頭は若干不安定だったものの安定したアドリブ。

マスターにも褒められていましたが、2チーム合わせてこのコンセプトを一番体現していたのは莉里花ちゃんだったと思います。「可愛い」「上手」だけでなく、原作であるTWICEのように見ている人を笑顔にさせるエネルギーがありました。虹プロからまだ1年なのに、どうしたらここまで自分を塗り替えることができるんだろうと思うレベル。悔しくて、あの時デビューを掴んだNizi Uのメンバーに追いつきたくて、きっと今まで走り続けてたんだなあ。。涙腺ゆるゆるオタクになりそう。

結果は・・

両チーム良いパフォーマンスを披露しただけにかなりマスターも悩んだ様子でしたが、結果は1チームの勝利。そしてウェンヂャの「寝ずに練習していたら今日の結果が変わったかもしれない」という言葉。サバイバル番組だからこそ勝敗はついてしまうものの、負けたとしても過酷な環境下で準備した候補者たちの努力を否定するものではないんだよ。。本当はどっちも最高だから泣かないで。。という気持ちになりました。

2戦目:How You Like That (BLACKPINK)

この対戦では探索戦でユニットを組んでいたソヨンウン・ユンジアがライバルチームとして相対することになり、ユンジアが「ヨンウンがライバルになったけど正直自分の方が上だと思うものは?」という挑発的な質問をマスターから受けます。探索戦では「正直、よりダンスが上手いのはどっち?」という質問を受け、「私です」とヨンウンが答えました。「ジアは?」と聞かれると、「綺麗に踊ることには自信があります」と、直接的に私の方が上だとは言わずともプライドを感じさせる答え。ちょっと控えめなのが可愛いですね。

今回の質問に、「ん〜・・」と戸惑いながらも「ヨンウンよりラップは上手いです」と今回の自分のポジションに誇りを感じさせる答え。その後、探索戦でのヤーニンを彷彿させるかのように曲の一節をヨンウンに対して披露。(そしてここで抜かれるプヤニン姐さん。確信的なカメラワークやめてもろて)

「個人の技量で言うと1チームの方が上手いが、チームワークは2チームの方がいい」というマスターの予想の元、二戦目が始まります。

1チーム:チェユジン(L)・シェンシャオティン・ソヨンウン・ツァイビーン・メイ・川口ゆりな・シャイェン・イヨンギョン・稲葉ヴィヴィアン

9人のうち4人がトップ9の1チーム。。デビュー7年目のキャリアを持つチェユジンがリーダーを務めていましたが、経験がなく手こずる場面も。Cグループ1位のシャオティンがサポートに入りながら練習が進みます。

中間発表では1チームのメンバーを見て、マスターですら「アベンジャーズだね」と一言。期待値が高まる中パフォーマンスを披露しましたが、各所でミスが目立ちます。キリングパートを担うシャオティン、メインラッパーのツァイビーンと、重要なポジションのメンバーが次々と厳しい指摘を受けました。

「みんなの投票でメインラッパーになったのに、がっかりさせてしまい申し訳ない」と語るツァイビーン。中間発表の結果として、ツァイビーンのセルが最下位となりました。その後スタッフに練習したいと申し出たり、メンバーへの申し訳なさから涙したり。チームの結果が個人の生き残りに繋がる重要なステージだからこそ、「私のせいで」という気持ちが強かったんだと思います。その後も夜遅くまで1人でラップパートを練習するなど、一生懸命で努力家な一面が見られました。次の日の練習では仕上げたラップパートがチームのパフォーマンスにピッタリと合い、ほっとしたのか涙を流します。ここで他のメンバーにも彼女が指摘とどれだけ真摯に向き合ったのかが伝わり、チームが一つになったように見えました。この時メンバーがツァイビーンにかけた、「ウリ」メインラッパーという言葉が個人的にはすごく響きました。「私たちの」が強調されることでその人へのリスペクトや誇りが伝わるようで好きです。

猛練習の甲斐あって、リハーサルでは「言うことがない」と最上級の好評を受けました。

ツァイビーンのセンターで始まる1チーム。「Plan girls in your area」のフレーズ直前、フォーメーションを変える最初のパート(00:11)でセンターポジションにいたツァイビーンの移動が1テンポ遅れます。しかし次に出てきたリーダーチェユジン。一つ前のミスに動揺することなくパートを歌い上げ(00:17~00:23)ベテランの安定感を見せつけます。ユジンのパフォーマンスにより立て直した1チーム。00:32で前に出てきたヨンウンの歌声がすごくこの曲にマッチしていて印象的でした。安定したパフォーマンスを見せ、頭でミスをしてしまったツァイビーンも懸命に練習したラップパート(01:01~01:06,01:16~01:22)では奮闘を見せます。しかし「一番パワフルに見せなければいけない」と言われていたサビのキリングパートで、中間発表同様に走らず移動してしまったシャオティン。これにはマスター陣も顔をしかめます。

「パート割が少ない子たちがしっかりを役割と果たせていいステージになっていた」と褒められる部分もありましたが、9人のうち4人がトップ9だった1チーム。全体的なスキルの高さを期待されていただけに、ミスをしたシャオティン、ツァイビーンには厳しい指摘も。

2チーム:シムスンウン(L)・ユンジア・キムダヨン・安藤梨花・櫻井美羽・島望叶・チョウシンユー・ウータミー・ジエンツーリン

2チームのメンバーは実力派が集まるライバルに不安を覚えながらも、チームワークで頑張ろうとパート分け時にすでに気持ちを一つにしていました。リーダー・スンウンのリードで練習が始まります。メンバーからの評価が高いことはもちろん、この後リーダーとして飛躍することとなるキムダヨンに「スンウンは本当にリーダーが適任」と言わしめるほどのリーダーシップを発揮しました。

中間発表では、表情管理まで徹底したパフォーマンスを披露しマスター陣を驚かせる結果に。得に高い評価を受けたのはユンジア。「曲がかかった瞬間に表情が一変した」と評価を受けます。ジアはパフォーマンス中に目で殺しに来てるんか?というくらい表情がいい。探索戦で初めて見た時からあの目線に沼落ちしました。また、チョウシンユー、キムダヨンも好評を受けます。特にダヨンはKグループ1位としてトップ9に入れなかったことをずっと気にしていたので、「なんでダヨンが1位なのかわかったよ」と言われた瞬間泣きそうな表情に。可愛い。不安だったよねえそりゃあ。。「いずれ入るとわかってたからわざとトップ9に入れなかったんだよ」と声をかけるマスター。今まで悔しがる姿は見せつつも泣かなかったダヨンが、安心からかついに涙を流します。ダヨンの涙に一緒に涙を流すKグループの候補者たち。今は対抗チームでも、同じKグループとしてダヨンの頑張りと葛藤を見てきたもんね。。Kグループのトップとして愛され、信頼されていたことがよくわかる印象的なシーンでした。ジアがダヨンよりガッツリ泣いてるの愛しいな。

「探索戦でKグループの1位だけトップ9に入れなかったからプレッシャーに感じていた」と初めてみんなの前で思いを吐き出したダヨン。それを見守るソンミ先生も涙するのではってくらい切ない表情をしてました。そのソンミ先生が「このグループでダンスもボーカルも一番安定していて上手でしたよ」とフォロー。心の重荷が軽くなったと語るダヨンを見て心底安心しました。

はい!!00:02~00:04!!!!ストップ!全員ソンミ先生と同じリアクションをしたことでしょう。爆イケがすぎるのよユンジア。しかし続くAメロ出だしでスンウンが入りをミス。オンニ!あんたは存在自体が最高だから気にすんな!!!そして一番びっくりしたのが安藤梨花ちゃん。何その存在感?!(00:44~00:52)ステージ上での輝き半端ない。01:15~01:27のスーパーユンジアタイム、01:28~01:34のスーパーダヨンタイムは必修科目です。テストに出るので目に焼き付けておきましょう。

ここまで好調かに見えたものの、01:35~リズムが合わなくなります。ミスが連鎖的に発生し、マスターの表情も曇ったものに。ユンジアのラップパートで立て直したかと思いましたが、シンユーは動揺から立ち直れなかったようで今度はボーカルをミス。音程がずれたことから続くメンバーでもミスが発生。

披露を終えた後マスターからミスへの指摘が相次ぎ、かなり重めの雰囲気に。しかし唯一、怒られた子犬のような表情をして評価を聞いていたジアにマスターは「かっこよかった」と高評価。一瞬笑顔を取り戻したものの、すぐに悔しさを滲ませていました。候補者たちが極度の緊張を感じていたことにはマスター陣も理解を示しつつも、「今までで一番イマイチだった」という評価で幕を閉じます。

結果は・・

集計の結果、勝利を収めたのはアベンジャーズと期待されていた1チーム。惜しくも負けてしまった2チームでしたが、「私たちは隠された宝石(ヒドゥンカード)だということを皆さんもわかってくれたと思います」と涙ながらに語り「これからも隠された魅力をお届けできるように頑張ります」と未来に向けた言葉を残してくれました。自分も泣いてるのに「みんな泣かないで、本当に上手だったから」と最後までメンバーを気に掛けるスンウン。オンニ、あんた素晴らしいリーダーだったよ。誇りを持って。ソンミ先生にも「かっこいいリーダーね」と認められるほどでしたから、全てのプラネットガーディアンにスンウンのリーダーとしての献身が伝わったことでしょう。